4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」の作者で漫画家・イラストレーターの「きくちゆうき」さん。
同作品はTwitterで公開以降、面白い・切ないなど大反響で空前の「ワニブーム」が巻き起こり、一躍時の人となりました。
今回は、いま話題の人「きくちゆうき」さんのwikiプロフィールや過去作品、100日後に死ぬワニの実話と噂される理由について調べてみました。
■目次
きくちゆうきの過去とwikiプロフィール

〇名 前 :きくちゆうき
〇生年月日:1986年
〇年 齢 :推定33歳 (2020年3月現在)
〇出身地 :東京都
〇学 歴 :工芸高校定時制インテリア科
〇職 業 :漫画家・イラストレーター
4歳から「モノ作り」が好きだったきくちゆうきさん。
初めて作った作品は、ティッシュの空箱と輪ゴムで作ったお手製ギターだったそうです。
現在のきくち先生につながる絵書きに興味を持ったのは小学生時代。
10歳の頃は、ドラクエのモンスターを描くのが好きでだったそうです。
以前、Twitterで公開したモンスター執筆動画はこちら。※画面真ん中をクリックすると、そのまま再生されます。
https://twitter.com/yuukikikuchi/status/792425273794793472?s=20
凄い!の一言ですね。
中学生時代は、授業中にデビルマンを机に描いていたそうで、席替えのタイミングで担任にバレてしまう失態を起こしてしまったとか。
しかし、あまりの画力に怒られるどころか、むしろ褒めてくれたそうです。
きくちゆうき先生はこの体験が物凄く嬉しかったと語っています。
ちなみに、2016年にきくちゆうき先生が描いたデビルマンがこちら↓
中学時代担任の先生との出会いは、きくちゆうき先生の人生における1つのターニングポイントだったでしょう。
凄く子供の長所を大切にする素晴らしい方。
工芸高校への進学を薦めたのも先生です。恩師と言っても過言ではありませんね。
【きくちゆうきの過去とwikiプロフィール】経歴

きくちゆうき先生の公式ホームページ「STUDIO KIKUCHI」で公開されている経歴を簡単にまとめます。
〇定時制の工芸高校インテリア科に入学。家具の製図などデザイン系のスキルを磨く。
〇「ある事件」がきっかけで、本格的に絵を描くことを決意。
〇ノートPCで絵を描き、mixi (SNS)でUPする日々が続く。ある日、イベントを企画する人からメッセージが届く。
<初めて自分の絵を展示して、他人に作品を見てもらった瞬間>
〇絵を描いて、イベントに出して、バイトする。印刷会社に一旦就職→退職するなど変化の多い日々を過ごす。
〇27歳イラストレーターとして独立
(引用:STUDIO KIKUCHI)
きくちゆうき先生が本格的にイラストレーター人生へ踏み出す大きなきっかけになった「ある事件」とは、大親友を事故で亡くしてしまったこと。
幼少期からずっと仲良くしてきた経緯や亡くしてしまった深い悲しみがSTUDIO KIKUCHIで語られています。
4歳…幼稚園では「つばめ組」に属していました。(途中省略) ドラゴンボールごっこをして遊ぶ。仲の良い友達が悟空役。悟空にはなれなかったちくしょう。
15歳…仲の良い友達と2人で自転車に乗ってプリクラを撮りに行こう〜ってノリノリで自転車漕いでデパートのゲーセンに向かっていたらバイクに乗ったやつに絡まれる。まさに地獄。
16歳…(途中省略) たまに中学の友達と夜集まってダラダラ話したり。いま思い返したらそれくらいしか記憶がない。

きくちゆうき先生の経歴を見ていると、、
「仲の良い友達」
が何度も登場します。凄く大切にしていたのが伝わってきます。
20歳、悟空であり、一緒にプリクラ撮りに行ったりした友達が事故に遭い亡くなる。めちゃくちゃ泣く。
大きなショックを受け、数カ月落ち込む毎日を過ごしたそうです。
ですが、その苦しい経験を乗り越えたきくち先生は
ある時、何か出来ないかと思い、絵をまた描き始めた。
と自身の経歴で綴っています。

今回、社会現象にもなった「100日後に死ぬワニ」について、きくちゆうき先生はメディア出演時、
「終わりがあることを意識して、日常を考えるきっかけになれば嬉しい」
と作品への思いを語っていました。
きくちゆうき先生の経歴を踏まえると、亡き親友への思いが作品コンセプトの背景にあるように感じられます。
初めてタイトルを聞いた時は、ちょっとクスっと笑いも出たりしましたが、その奥には、深い思いがあったんですね。
【きくちゆうきの過去とwikiプロフィール】過去作品

「100日後に死ぬワニ」で注目を集めていますが、ブレイク前にも個性的な作品を多く輩出しています。
過去の作品:どうぶつーズ

主人公は、ねずみのトニー、うさぎのコニー、ぞうのポニー。
人間の姿をした奇妙な動物のゆる~い日常を描いたショートコミック「どうぶつーズ」。
凄い作品ではなく、誰もが欲しくなるキャラクターにしたいと思い、作り上げたとのこと。
正直子供ウケしそうな姿ではないですが、このなんとも言えぬ「キモ可愛い」感じが好きな大人もいそうです。
〇どうぶつーズの漫画 (幻冬舎plus)
〇SUPERどうぶつーズ(LEED Cafe)
その他、LINEクリエーターズスタンプも発売されています。
【きくちゆうきの過去とwikiプロフィール】 代表作・100日後に死ぬワニとは?

『100日後に死ぬワニ』は、主人公ワニが親友のネズミ・友達と過ごす何気ない日常を描いた作品。
4コマを1日として、ワニが過ごす100日間をカウントダウン形式で描くユニークなコンセプトの作品です。
そして、ワニは自分が100日後の死ぬことを知らず明るく生きています。
知ってるのは読者の私たちだけ。
凄くせつないですね。

2019年12月12日から自身のツイッター上にて連載がスタートし、以後最終話の2020年3月20日まで毎日更新されました。
公開後、ジワジワと読者が増えていき、多数のメディアに取り上げられ人気が爆発。
〇フォロワー数
1月中旬40万強→最終話の翌日時点で217万。
〇1投稿で30万いいね!記録
〇Twitterトレンドで世界1位
芸能界でも読者は多く、指原莉乃・有吉弘行・田村淳・水野良樹などが同作の読者であると公言しています。
【きくちゆうきの過去とwikiプロフィール】
100日後に死ぬワニは実話だった?!

前述の通り、きくちゆうき先生は、20歳の時、親友を事故で亡くしています。
この友人との別れと「100日後に死ぬワニ」のストーリーが重なる部分が多いように感じます。
きくちゆうき先生の作品に込める思いを聞くと、なおさらです。
同作品で主人公のワニの親友はねずみくんですが。。
〇ワニ – 亡くなってしまった大親友
〇ねずみ – きくちゆうき先生
こんな風に読み取れたりもしますね。そう考えると、本当に切ないです。
きくちゆうき先生自身が人生で経験した思い。
同じ思いを自分以外のみんなにしてほしくない。
「終わりがあることを意識して、日常を考えるきっかけになれば嬉しい」
メディアで何度も語っているこの言葉。
誰にとっても未来がどうなるかなんて知りえない。だからこそ、いまを大切にしてほしい。
というメッセージが込められた深い作品のようです。
【きくちゆうきの過去とwikiプロフィール】
100日後に死ぬワニ 読者の声

『100日後に死ぬワニ』の読者の声をピックアップしました。
話題のワニが死んだことに関しては綺麗なオチだなとしか思わなかったんだけど、ワニが作者の亡くなった友達を表してたのでは無いか?(=今日は友人の命日?ワニの行動はもしかして友人そのもの?友達を思って毎日描いてたのか)という憶測でしかないけど裏ストーリーの方に心締め付けられる…
— せっか@原稿やばい (@sekkateikara) March 20, 2020
ワニくんの物語が昔亡くなった作者の友人の話で今日がその友人の命日やったとしたら、その命日に完結させ映画化発表するなんて作品の作り手として友人の生きた証を残すというのがとても粋な弔い方やしかっこよすぎる、、、
— まこと(POT) (@pot_dr) March 20, 2020
お疲れ様でした。
100日後に死ぬワニの感想。
— ナナシノ(VRChat:NANASHINO) (@NANASHINO_VR) March 20, 2020
みんな書籍化&映画化に対して色々言ってるけど僕は難しいことは分からないので「書籍化&映画化!? すごい!!」くらいにしか思わなかったし、多分それでいいと思うんだ。
後、100日間も毎日頑張った人に対価があるのは当然の事。
ともかく、素晴らしい作品でした。
個人的な感想ですが、今話題になっている100日後に死ぬワニの漫画が伝えたかった事は、大切な人と過ごせる幸せな日常は当たり前の様に見えて決して当たり前では無く、いつ失われてもおかしくないという教訓だと思いました。
— 切りブゥリ隊長(切り込み隊長) (@Kirimori_Taityo) March 20, 2020
今まで以上に日常を大切に過ごしていきます。
最終回後のビジネス展開に「否定的な声」も多くありました。
広告代理店「電通」の影もあり、作品自体と関係ない部分で大炎上してしまったのは、きくちゆうき先生としては不本意でしょう。
【ネガティブな声】
100日後に死ぬワニ自体は良かったのに、終わった後がビジネス感満載なのはいかん。
— K.T 第1章ハイレバゼロカット完結編 (@KT8888fx) March 21, 2020
100日後に死ぬワニ
— とす (@uitosrn) March 21, 2020
すでに今更に今更な話題だけど
感動系の映画で、終わりのスタッフロールが始まるくらいから、グッズや本のCMが明るい声で流れるくらいの「は?」って感じなんかな?
電通かどこかは知らんけど、ただただプロデューサーが無能だっただけ
https://twitter.com/5Zq6izpPjE5IBUj/status/1241058190755631105?s=20
100日後に死ぬワニが完結しました。
— 墨家 寿 (@bokka_kotobuki) March 20, 2020
最終話を見て色々考える余韻に浸る間もなく次々とアップされる商売展開…
読者の心を踏みにじる電通さんのやり方にうんざりです。
おそらく作者さんの意図ともズレているのでしょう…#100日目に死ぬワニ #電通残念 pic.twitter.com/2byEycrMem
他にも賛否両論で色んな声がありますが、
素直に、100日間、毎日投稿し続け、たった1人でも人の心を動かす作品を世に送り出した事実。
きくちゆうき先生、凄いですね。(1人どころじゃないですが…)
映画化・書籍化も決定している本作品。
今後も注目です。